福島・宮城でまた地震がありましたね。
実はそらは2016年4月14日と16日の熊本地震を
経験した一人です。
私の経験が誰かの役にたてるかもと、今日は自身の
話をしたいと思います。
今も思い出すと涙がでそうになるのは、
熊本地震のトラウマなのでしょうか・・・。
あまり思いだしたくない出来事の一つです。
5年近く前の記憶もおぼろげになってきていますが
可能な限り、当時の記憶を思い出し
書いていきたいと思います。
そらの当時の家は、熊本地震の震源地、益城町のすぐ隣町。
益城町には車で5分も行けば入るところの実家の
マンションに住んでいました。
その日、そらは遅い仕事から帰り食事もお風呂も終え、
自宅の廊下を歩いていました。
2016年4月14日 21時26分 熊本地震 震度7
突然、地面が揺れました。
めまい? と思ったのも一瞬、壁にたたきつけられ
痛っ! と思った瞬間
地震だ! 理解しました。
ガシャーン!ガシャーン!!(食器棚から食器が
飛び出します)
立ってることができずしゃがみこみ
初めての経験したことのない激しい音と揺れ。長い。
しばらくして、揺れが止まった。
みんな大丈夫!?地震だ!?なにこれ!?
当時、同居していた両親も子供たちもパニックです。
全員がパニックに陥るのはだめだ。
深呼吸するそら。
冷静になれ、冷静になれ!
自分に言い聞かせて、みんなの無事を確認する。
心臓はバクバク、手は自分の意志とは関係なく
震えています。
ひとまず冷静になったそらは、窓から外を見ます。
みんなベランダから外をみています。
目に入ったのは駐輪場。
バイクが倒れてる!
なにを思ったのか(多分冷静にはなれてなかったんでしょう)
バイクを起こしに外にでるそら。
「おかあさんどこいくの!?死ぬよ!?」
叫ぶ娘に、
「仕事道具よ!壊れたらどうするの!?」
と止めるのも聞かずに外にでます。
階段を下りる間もグラグラゆらゆら地面がゆれます。
壁で自分を支えながら
なんだこれ!?
止まらない地震の始まりでした。
振り返ってみれば危ない行動でした。
上から物が落ちてくる可能性は多々あったんです。
よく無事だった、
こういうので(冷静さを欠き)
亡くなる人がいるんだなあと思います。
無事にバイクをおこして自宅に戻ります。
ガタガタっ 大きい!
また来た! 両親が叫びます。
早く早く、テーブルの下に!!
テーブルの下や、モノが落ちてこない場所で待機
します。
忘れもしない、人族次女は一人だけいつまでも 長靴をはき
リュックをからいテーブルの下から出てこようと
しませんでした。よほど怖かったんでしょう。
今では笑い話です。
落ち着いたころ、両親は外に出てご近所さんたちと
話をしています。
その日は玄関のドアは少しあけて寝ました。
ドアが開かなくなったら外に出れなくなるからです。
ひとまずもう真夜中、
片づけは後にして今日はみんな一緒に固まって寝よう。
一部屋に集まりました。
が、こんなときでもそらは冷静なのか馬鹿なのか。
皆の声を無視して一人、部屋を変えて寝ました。
なんでって?
一部屋に固まって何かあったら誰が助けるんだ?
全員が集まるのは危険だとそらアンテナが反応した私は
その日から、皆とは別に寝ていました。
もう夜中、ですが寝ようと思っても寝れるものではありません。
しかも地震がおきた14日は平日。
福祉のお仕事をしているそらは、地震の中で職場の人や
利用者と連絡をとります。
動くことができない利用者は、職場にいた
職員が見回りに行き、避難場所に連れて行ったとのこと。
ひとまず安心。
明日、職場に集合と決まりました。
次の日は仕事決定です。
こういうときは、アドレナリンがでてるんでしょう。
眠気もありません。
ほぼ完徹状態で、二日目を迎えることになりました。
まさか2回目がくるとは全く思わず…
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