我が家のトイプードル愛之助は、元繁殖犬です。
今日は愛之助が我が家に来るまでを書いていきたいと思います。
私はずっとずっと小さいころから犬が好きでした。
でも、ペット不可の集合住宅で飼えずそのまま大人になりました。
長女が就職して親の手を離れたとき、まだ次女が残っていましたが
なぜか寂しいやら手持ちぶさたやら。
よし!今までできなかったことがやっとできる年になったのだと
ヨガ教室に通ってみたり、DVD鑑賞にはまってみたり、美味しいものを
食べたり、今まで買えなかったものを買ってみたり・・・。
ですが、あるときふと思ったのです。
自分のために費やす時間がつまらない・・・と。
人のために人のために何かしてきた人生を送ってきて、やっと自分の
ために動けるようになったのに、私あほじゃ?と思いましたが
どうにもつまらないものはつまらない。
そこで、いろいろ考えました。
今、このとき、この年齢の自分がなにか役に立てること、できること
はなんだろう。
ふと、テレビを見ていて保護犬の多いことを知りました。
ああ、これかもしれないと思いました。
一匹だけでも救えたら・・・。
犬が飼える住宅に住んでいて、経済的にも少し余裕ができてきて、
娘たちは大きくなり、みんなで世話ができ、かわいがってあげれる。
今、このときでは、と。
それから、ネットの里親サイトを調べる日々。
たくさんの犬たちが新しい飼い主を待っていました。
探しながらも葛藤は続きます。
人から見て、真面目といわれることの多い私。
生き物はおもちゃじゃありません。
だめだからやーめた、ではないのです。
本当に最期まで面倒がみれるのか、十分なことができるのか、
幸せにしてあげれるのか、どんな子でも家族として受け入れて
あげれるのか。
悩みました。
病気になったら。吠える子だったら。噛みつく子だったら。
いろいろな最悪なシミュレーションを何度も何度も繰り返し、
家族として迎え入れられるのか考えました。
そして、何か月も考えて私の中でゴーサインがでたとき、
運命に導かれるように、里親サイトで一匹のワンコが目にとまりました。
何百何千といるワンコの中で、その子の顔しか映ってない
一枚の写真。
目を見た瞬間、うちの子だ、そう思いました。
さっそく家族会議を開き、応募をすることにしました。
そのとき応募人数6名ほどでしたが、なぜか焦りはありません
でした。
うちにくるとなぜか感じたのです。
それから運命に導かれるように、その子はほどなくうちの子になる
ことが決まりました。