我が家の犬族次男の、ヨークシャーテリアうなぎは
人見知りをしない子だと思っていました。
ペットショップでも、震えながらも抱かせてくれ、
家に連れて帰っても、ケージの中から
出して~(‘Д’)
と言わんばかりにこちらを見ていました。
数日かけて、少しずつケージからだす時間を長くしていき、
元繁殖のトイプードル愛之助や、セキセイインコ虹、
私たち家族に慣れる練習をしましたが
特に怖がりもせず、スムーズにうちになじんでいったような気がします。
しっぽも初めは下がっていましたが、やがて上がりました。
かたい床で寝ていたのでしょう。お布団が大のお気に入りになりました。
ペットショップで、飼い主がみつからないまま1年半、
日本全国を回っていたうなぎ。
(予防接種の書類からわかりました。2~3か月ごとに移動していたようです。)
そのせいもあるのか、人見知りをしない子だと思っていました。
一か月たち、私たち家族にも、家にもずいぶん慣れ、
お散歩デビューの日を迎えました。
初めての外。
きゅっと尻尾を巻きこみ小刻みに震えています。
でも、初散歩のとき、固まっていた愛之助に比べると
お外に興味があるようです、
クンクンタイムがはじまりウロウロ…。
その後も、まあまあ寄り道ばかりですが歩くことができました。
よし!ではいざ!
じじばば(人間)との対面をしようではないか(^^)
じじばばを家に呼びます。
じじばばを見た途端、逃げるわ尻尾をまくわ、演技かと思わんばかりに
ガタガタ震えだします。
うちにきて初めて他人をみたうなぎ。
おそらく社会化ができていないうなぎ。
ありゃりゃ、これは社会勉強が必要だ~(>_<)
と、愛之助にしたように、毎週じじばば宅にお邪魔します。
おやつをもらいしばらく滞在してかえります。
(おやつも他人からはしばらくもらいませんでした)
これを繰り返しますが、まあ震えが何か月たってもおさまりません。
帰るよ(*‘∀‘)
と声をかけると、超特急で帰る準備に入るうなぎ。
とはいえ、少しは慣れただろうと
ある日、いよいよ愛之助と一緒に2~3時間お預かりをしてみることにしました。
帰宅すると、ばばが言うには
玄関で待っていたそうです。
はー…(*_*;
私の脳裏に覚えのある風景が浮かびました。
実は、我が家の人族の娘2人も人見知りがひどかった。
長女が幼稚園の未満児クラスにはいるとき、
大丈夫ですよーまれに玄関で待ってる子がいますが…(笑)
と、先生に言われたまれな子が長女だった。
なかなか慣れず、近所の仲良しのお兄ちゃんのクラスにしばらく
入れられていた長女。
次女が保育園に入ったときは、
固まってしゃべりもできなければ身動き一つとれなかった。
もうはるか昔の話だが、
うなぎを見て当時を思い出した。
類は友を呼ぶ という。
うちにはシャイガールやシャイボーイが集まるのだろうか。
1歳半のうなぎを我が家に迎えて、今月で10か月目。
現在のうなぎは
震えや早く帰りたい感じは変わりませんが
最近ついにじじばばからおやつをもらうようになりました。
じじばば宅では抱っこ抱っこまんになります。
抱きしめてると震えがとまります。
「お散歩」と聞くと大喜びしますが、
外に出たとたんにすぐUターン。
帰ろうとします。
散歩にいくと、いやいや歩き、家が見えた瞬間ダッシュで帰宅します。
ちょっと離れた車の来ない、大きな公園では帰れないとあきらめるのか
歩いたり走ったりします。
犬へのご挨拶も、尻尾は下がってますが恐る恐るできるようになりました。
が、他人の姿が近くにあると逃げようとします。
この10か月で少しずつですが、進歩がみられます。
犬には小さい時の社会化の時期が、一生を左右するくらい大事なんだそうです。
社会化がだいぶんすぎてしまったうなぎ。
でもいいんです。
うなぎは1年半いきてきて、やっと家庭犬になれたんだから。
社会化の時期をとりもどすには、これの倍以上の時間がかかるかも
もしかしたら一生とりもどせない時間なのかもしれません。
うなぎにしてみたら、今までの人生
新しい他人とかかわるときは、その場から自分がいなくなること。
そう思っているのかもしれません。
自分がうなぎの立場だったらそりゃ恐怖ですよね。
トラウマです。
ときどき、うなぎをなでながら
どこにもやらないよ
うなぎはずーっと死ぬまでうちの子だよ
大丈夫だよ(*´▽`*)
と話しかけています。
どこまで理解しているかはわかりませんが、
おとなしく聞いています。
うなぎはうなぎなりに進歩していくし、
そら一家も、うなぎを抱きしめながら
外も人も怖くないよと
これからも教えていってあげたいです。
もう春。
たくさん自然とふれあおうね、うなぎ(^_-)-☆
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