子供がしゃべらない、それは場面緘黙かもしれません

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場面緘黙

我が家の人族次女は、かつて場面緘黙児と呼ばれた子どもでした。

わが子が場面緘黙だと知ったとき、
次女は保育園の年長さんになっていました。

その後、意外にも周りに多くの場面緘黙児
いたことを知りました。

しゃべらないお子さん、極度に人見知りの強いお子さん
原因がわからず悩んでいる親御さん、
もしかしたらおられるのではと、
我が家の次女のお話が誰かのお役に立てれば幸いです。

場面緘黙克服まで我が家は10年以上の月日がかかりました。
ぼちぼち書いていきたいと思います!(^^)!
まずは、今日は基本のお話。

場面緘黙とは

場面緘黙とは、家庭や馴染みの強いところでは普通に話すのに、学校や園などの特定の社会的な状況で話せなくなる症状のことを指します。
どうして場面緘黙になるのかの原因は科学的には全くわかっていません。
(脳の偏桃体から不安を感じる物質?が人より過剰にでやすいとかも本に書いてあったような)
新しいことや、不慣れなことに対して不安を感じやすい性格傾向や、人前での失敗を過度に怖がる完璧主義な性格傾向を持っているお子さんが、場面緘黙になりやすいといわれています。
緘黙のお子さんは「わざと話さない」と誤って解釈されがちですが「話せないから話さない」のだと考えることが重要です。
前者のような誤解から無理に話そうとさせることで、失敗経験や期待に応えられない経験を積ませてしまい、結果として将来的な自己肯定感を低下させてしまうことがあります。
話さない、そのことよりも、むしろ周りのかかわりによって自信を失わせてしまうことが
場面緘黙の一番の問題といえるのかもしれません。

場面緘黙への対応

基本的な対応は、話すことを強制しないこと、話すことへのプレッシャーをできるだけ低減してあげること。
身振りやしぐさ、文字などの話す以外のコミュニケーション手段を積極的に導入していくことが
有効なことが多いようです。
学校で何かの役割をもってもらうときには、なるべく話さなくてもできる役割だと比較的スムーズにできるかもしれません。
新しいことに対して不安を感じる傾向が強いため、前もってどのようなことをするのか、どのような人がいるのか
いつ終わるかなど予告をし、見通しを伝えることで不安を低減させてあげられると思います。
また、予定の変更はなるべく早めに伝えてあげるとよいと思います。
入学式の前に、会場や教室を見たり、担任の先生と顔見知りになっておくと、新しい学校生活への移行がスムーズになると思います。
人前での活動では、失敗に対するプレッシャーから不安を感じやすいため、失敗しても大丈夫、という雰囲気づくりや、他人の注目をあまり受けなくて済む活動の参加のしかたなどの工夫が考えられます。
集団の場面では、配置も重要だと言われています。
例えば、教室の座席の位置は、後ろのほうで、
出入口から遠い場所が、人の視線を意識することの少ないリラックスできる場所だといわれています。
(お子さんによって異なるので効果を見ながら工夫することが重要です)
場面緘黙のお子さんは、大人になっていく過程のどこかで自然と話し始めることが多いようです。
それまでに、話せなかった環境に対して、楽しい、安心できると思えることが、お子さんの情緒の成長の中では
話せるようになることよりも重要だと思います。
また、話すことへのプレッシャーが小さく、安心できる環境では、
話始めるのも早いと考えられます。

上記が、次女が場面緘黙だとわかったとき、心理士さんから渡されたお手紙の内容です。
これらや、専門書などを参考に
そらの
「次女、場面緘黙克服プロジェクト」が始まりました!(^^)!

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