場面緘黙児の小学校準備「検査」

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場面緘黙

そら宅の人族次女はかつて場面緘黙児でした。

場面緘黙児だとわかってからしばらくして
たしか、保健所から
市の子ども発達支援センター
管轄が変わることになりました。
年齢でたぶんそちらを紹介された
と思います。

発達支援センターにアポをとり
年長さんの夏休みに検査を受けにいくことに
なりました。
発達障害児とかは、今もでしょうが
当時もとても多く
アポをとっても
何か月後かとかしか予約がとれません。
なので入学に間に合わないケース
多々あるようでした。

そら宅は
特に混む時期をはずして電話をしたらしく
運よく1~2か月まち
よかったような気がします。

ですが、通常でも2時間はかかるという検査
でした(>_<)
場面緘黙児
そんな初対面の人2時間も一緒に検査なんて(>_<)
おそらく
その倍、もしくはできない
思っとかないといけません。
そらは気が重ーくなりました(>_<)

ですが、センターのかたもさすがプロ(≧▽≦)
説明をしにいく日。
それに(お母さんの用事)次女はただついてくるていで。
長女も連れてくるよう言われました。

さすが、心理士さんです、
扱いがとってもうまく
まずは家族で遊びのお部屋で遊びます。

慣れてきたら心理士さんが入ります。
長女と次女、心理士さんで遊びながら
そらがゆっくり離脱します。
そのすきに
別のお部屋に移動し
そらが状況をお話しました。

自分でもどうして話せないのか、動けないのかが
わからない場面緘黙。

次女は、緘黙はあれど、初めての場所
動けたことが嬉しかったようです。

次女の中で、センターは楽しい場所だと
インプットができました(*^▽^*)

2回目が、検査室での本当の検査です。

次女がした検査は
◎WISK-Ⅲ
 IQ(言語性、動作性)がでる検査です。
 発達検査でしょうか

◎絵画語い発達検査PVTーR
 ことばの知識について調べる検査です。

◎S-S法言語発達遅滞検査
 文法的な理解力を調べる検査です。

◎TOM心の理論課題検査
 目に見えない相手の気持ち、考えを
 とりいれながら状況判断できるかについてを調べる検査です。

という4つの検査を行いました。

この時の心理士さん
初対面の方でしたが、
さすがプロです
扱いはうまいし
1回目のセンター訪問で
楽しい場所のインプットができている
ため、
この日、特に大きな拒否はありませんでしたが
初対面の心理士さんのため、
無言で固まり、お辞儀もできないくらいでした。

それをすぐに察した心理士さん
前回の遊びのお部屋へいき
そらと二人で遊ぶ時間をもうけて
くれました。

少しずつ笑い声ささやき声
出始めたところで
心理士さんも一緒に参加して
心理士さんに笑顔をむけるように
なってから
検査室へ移動しました。

まあそれでも時間がかかりました。
この初めのとっかかりから
結局トータル4時間ほどかかった気が
します(笑)

後日、検査結果がでました。
(数値やグラフでもでました)

やはり純粋な場面緘黙児であること。
動きにも制限がでる緘動(かんどう)もみられること。
知能に問題がないこと。
得意不得意に差があること。
完ぺき主義の傾向があること。
見通しがたたないことは苦手なこと。
間違うことへの強い拒否が感じられること。

2年生のとき
検査結果をもって
精神科も予約をいれ受診し
カルテを残しておくことにしました。
場面緘黙ということ以外は
なにもないので
お薬もなにもありません。

きちんと診断がされたことで
なんだかそらはほっとしました。

未知の生き物を見ていたような
気がしていたからです。

この子は大人になれるんだろうか
本気で思っていました。

診断がついたことで
なにもわからなかったものに
取扱説明書をもらったような
そんな気分になりました。

なぞが解けた気分です。

わかったのなら
あとは進むのみです。
本当に回復するのか
不安はいっぱいでしたが
大丈夫という周りの支えもあり
きたるべき回復、克服のときまで
そらができることは
環境を整えてあげることだけ。

そう思って
環境づくりに精をだす
そらでした(*^▽^*)


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